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英国で日本食

2008.06.17 *Tue
今までの人生において、いちばん心に残っている、思い出深い、
そして忘れられない味の日本食をいただいたのは、
日本ではなくここイギリスでのことでした。



約6年前、まだ私達が日本に住んでいた頃、
私はふとした思いつきで2ヶ月ほどスコットランドの
語学学校に通おうと計画を立て、
1年の中でもいちばんお勧めできない真冬の最中、暗いスコットランドで、
それでも楽しく、また忙しく学生生活を送っていました。


さて、私の場合、
高いお金を出してのホームステイというのにどうしても抵抗があったので、
旦那の両親に手伝ってもらい、
2ヶ月間だけ1部屋貸してくれそうな人を探しました。
そして見つかったのがある一人暮らしの女性M。
40代のバリバリのキャリアウーマンで、
ほったらかしでもいいならという条件でした。
私としても、自炊がしたかったし、
休みの日は自分の好きなことをして過ごしたかったので、
この条件は願ってもないものでした。

まあそれはさておき、このMを紹介してくれたのは旦那両親の友達C。
70代のおばあちゃんでした。
じつはこのCおばあちゃんは、
旦那を取り出した助産士さんでもあったのですが、
旦那が生まれた時からず~っといまだに友情が続いており、
私達の結婚式にも来てくれた人です。

Cおばあちゃんがいろんな人に聞いてくれて、
結局Cおばあちゃんの娘の旦那の友達の奥さんの友達Mが
「2ヶ月ならいいわよ。」
と、部屋を貸してくれることになったのです。

Cおばあちゃんは、
私が通っていた語学学校から歩いて5分のところに住んでいました。
「いつでも遊びにおいでね。」
と声をかけてくれていたし、住むところも紹介してくれた人。
遊びに行かなければ失礼になってしまうので、連絡を取り、
「じゃあお昼にいらっしゃい。」
と言われたので、手土産片手にお邪魔しました。



その日、学校からCおばあちゃんの家に向かった私。
「ランチはなんだろな~♪」
と、うきうきしながら辿り着きました。

Cおばあちゃんは温かく迎え入れてくれ、私に一言こう言いました。

「日本食を作ってみたの。」

と。






この時点で少し嫌な予感がしたのですが、Cおばあちゃんは旅行好き、
各国の料理を口にしている人だし、
娘さんはもう長い間韓国に住んでいて、
Cおばあちゃんも何度か訪ねて行っているはず。
きっといろんな料理をマスターしているに違いないと
自分自身に言い聞かせました。



さて、食事のほうですが、
実は最初に出てきたお味噌汁と最後に出てきた
デザートの印象があまりにも強かったために、
メインコースがなんだったのかが思い出せません。



お味噌汁は・・・・・。




その味をあえて言葉で言い表すとしたら・・・・・。






「田舎の家にある古箪笥の奥から漂ってくるような香りを
圧縮し味噌汁に閉じ込めたようなそんな味」







とでも言いましょうか・・・。


とにかくその味噌汁から想像できたものは





長らく人の住んでいない家

土間

ほこりをかぶった家具





などなどこんな感じ。


それでもなんとか

「おいしいわ~。なつかしいわ~。」

と必死で飲み終え、記憶にないメイン料理を食べ、
「はあ~、これでやっとデザートだ。まあ、デザートは大丈夫でしょう。」
と、デザートに期待を込めたのですが・・・。





しっかり裏切られました(笑)。
デザートはあの味噌汁の100倍きつかったです(涙)。



最初Cおばあちゃんはこう言いました。

「デザートは甘酒とかいうものなのよ。近くのお店で見つけたの♪」

と。

実は、私、甘酒大嫌いなんです。
がっくりきましたよ・・・。
でも、しょうがないな~と思いながら甘酒が出てくるのを待ちました。

そこへCおばあちゃん、両手に何かを持ってきたのですが、
それがどう見ても甘酒には見えなくて・・・。
なにやら小さなスープボウルのようなものに、
白いかたまりがのっかっているんです。






あれ???

なんでかたまり???






でも香りは甘酒。

恐る恐る口に入れました。



そして2人とも



固まった。




どうあがいても、我慢しても、2口目は口には運べなかった・・・。

Cおばあちゃんも、これは無理だと思ったらしい。
キッチンからこの物体が入っていた容器を持ってきて、私に渡し
「本当はどういうものなのか教えて~。」
と。

で、容器を見たところ、食べ方のところにはこう書いてありました。





「甘酒として楽しむ場合は、お湯で割る。」
「フルーツなどといっしょに混ぜて、デザートとしていただく。」





と。



Cおばあちゃんは
「あら~、そうなのね~、なるほど。
ちょっとこのままじゃ食べられないわね~。あはは。」
と軽く笑ってすませていましたが、その、
作ったことのない未知の食べ物をお客に出すという勇気に、
私は思わず
「参りました!」
と心の中で叫んでいました。





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COMMENT (3)  TRACKBACK (0) 

COMMENT

なんだか私まで気持ち悪くなりました(笑)。
日本ではおばあちゃんの作る料理はどこか懐かしく、毎日食べたくなる味ですが、やはり母国料理じゃないと、それを発揮できなかったりするんでしょうね。
ちなみに私も甘酒苦手です。
さらに塊をもってこられた日には、しばらく石鹸すら「奴」に見えそうですね。
でも、気持は本当に嬉しいですね(^-^)
2008/06/18(水) 15:24:23 | URL | ハイジ #- [Edit
長らく人の住んでいない家

土間

ほこりをかぶった家具

ど、どんな味噌汁なのぉ・・・・・・
ちょっと興味あり(笑)
2008/06/22(日) 01:41:20 | URL | よっしー #GmnQSqPY [Edit
ハイジさん

ほんと、
その気持ちだけが
めちゃめちゃうれしかったです。

あの甘酒ねぇ、
最初はどうしようかと思いましたよ・・・。
おばあちゃんが
「とても食べられないわね~。」
と、
食べるのをやめてくれたから
よかったものの、
そうじゃなければ
なんとしてでも
食べきらなければならなかったので・・・。




よっしーさん

味噌汁、再現したくてもできない味でした。
でも、
近くの中華食材屋さんでそろえた
材料で作ったことだけは確かなのです。
後でそのお店まで
案内してくれたので(笑)。

味噌が古かったのかなぁ?
なんか味噌のほかに
変なものを入れた可能性も
ありだなぁ・・・。
日本人には考え付かないような、
何かとんでもない調味料とかを
入れたのかもしれません(恐)。

2008/06/22(日) 11:59:32 | URL | ぐび #- [Edit

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